私が米づくりをしているのは、標高約640mの土地。コシヒカリが栽培できる限界近くの高さです。ここで育てたコシヒカリに「頂米」と名付けて販売しています。甘みと粘りというコシヒカリらしい特徴を持ったお米です。 魚沼は昔から米づくりに取り組んできた土地であり、先人たちが努力して築き上げてきた知恵と技術が受け継がれています。魚沼の土地を耕し続け、有効活用しながら子どもたちの世代へと住み継いでいくことが目標です。

コシヒカリの他に、雪下にんじん、山菜、アスパラガス、トマト、ピーマン、なす、きゅうりなど、さまざまな野菜を有機栽培し、「産地魚沼農会」というブランド名で販売をしています。 魚沼で生まれ育って、ずっと好きだったのが農業。米や野菜を育てて、皆に食べてもらうのが喜びです。四季の特色がはっきりしていて、おいしい農産物がとれるのが魚沼のいいところ。それに加えて、暮らす人々のあたたかな人柄も魅力です。

「特別栽培米コシヒカリ」「従来コシヒカリ」「かも米」「新之助」といったこだわりの米を育てています。稲をよく見て、健康に育てることをモットーにしています。 このプロジェクトに参加したのは、お米の楽しみ方を広げていきたいと考えたから。水、空気、雪といった魚沼の美しい自然をずっと残していくために、そしてこれからも農業を続けていくために、新しい取り組みにも積極的にチャレンジしたいと考えています。

4人のメンバーの中唯一、魚沼出身ではなく、農家でもありません。地域おこし協力隊で訪れたのをきっかけに土地の魅力にハマり、3年間の任期が終わったあとに起業。今はキャンプ場の運営などをしています。 本当の意味でのとれたての農産物を食べられる魚沼。都会では絶対に味わえないおいしさを知りました。こんなに贅沢なことはありません。ヨソモノならではの視点を活かして、観光人口や定住人口を増やしたいと企んでいます。